特殊な症状ではございませんので、ご心配いただかなくて大丈夫です。
考えられる原因は2パターンあります。
1) 血流の改善によるもの
特に普段から塩分過多のお食事を摂られている方に起こりやすい症状です。
断食中は食塩等のナトリウムを摂取しませんが、体は普段通りにナトリウムが入ってくる予定でナトリウムを排出しようし、体外に排出しすぎてしまうことがございます。
その結果、細胞中のナトリウム濃度が下がり、血管が拡張し、血流が良くなりすぎる(血圧が下がる)ため、頭痛や腰痛、首の痛みを感じる場合がございます。
対処法としては、塩分を摂取してあげることで、ナトリウム不足を解消できる可能性が高いと考えられます。
精製塩ではなく岩塩などですと、より良いです。
2) 自己治癒の過程で出るもの
簡単に申し上げますと、体の中で悪い部分や弱い部分が治癒される際に痛みや重さが出る場合がございます。
例えば、普段姿勢の悪い方がファスティングで腰痛を感じたり、常にデスクワークしている方が肩や首に酷い重さを感じたり、過去に手術経験がある方はその部分が傷んだりなどです。
断食道場ですと、「寝違えて首が痛いんです」「ベッドが合わなくて腰が痛いです」という方が現れますが、自己治癒の過程で起きていることが大半です。
普段から何かしらその部位に無理が生じたり、負荷がかかっており、ファスティングによる回復の過程で起こりえるものです。
これを好転反応と言うこともあります。
こちらに関しては、改善する過程での重さや痛みとポジティブに理解していただいて差し支えございません。
通常は数日程度でこの段階を抜けますが、患部を温めてあげることも有効です。