「腸内の掃除にスッキリ大根を。」と、回復食一食目にお召し上がりになる方もいらっしゃいますが、結論から申し上げますと、日本断食研究所の見解としては、「3日以上のファスティングを行った方」にはあまりオススメしません。
過去に様々なプログラムで実験を進めてまいりましたが、以下の2点の理由により、食事後に吐き戻されたり、内臓の不快感を訴えたりする方が一部いらっしゃるためです。
1. 食べる量が多すぎること(重すぎること)
2. 食物繊維が多すぎること(消化に負担がかかること)
これは数日間動きを止めていた内臓に急激な負担をかけるからでして、可能であれば、とろとろの重湯など非常に軽いものからから回復食に入っていただくと安全です。ファスティング後、一食目のお食事は「流動食が基本」です。
特に、ブログやYoutubeで紹介されている「スッキリ大根」は、お腹がいっぱいと感じても「無理して食べる」ことを是としており、これは私達としては受け入れがたいものでございます。
しかしながら、健康被害が伴うわけではございませんので、上記リスクをご理解いただいた上で食べられるか、複数回ファスティングをされていて、一食目にスッキリ大根でも大丈夫という感覚をもたれているようでしたら、ご自身の判断でお食べいただいても大丈夫です。
また、せっかく胃が小さくなり、「少食でも満腹感を感じやすくなっている状態」で無理して沢山食べる必要はございません。お腹がいっぱいになったと感じたら、迷わず残しましょう。